光回線の平均速度は? 速度の目安や測定できるサイトを紹介
記事公開日
記事公開日時点の情報です。
インターネットを利用していて「ページの読み込み速度が遅い」「動画がカクカクする」「ラグが発生してゲームがうまくいかない」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
インターネットが不安定に感じたら、実際の回線速度を調べてみると良いでしょう。
本記事では、光回線の速度を測定する方法やインターネットの速度が遅い場合の対策についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
光回線の速度とは?
光回線の速度とは、「単位時間に送受信できるデータ量」のことで、「単位時間に送受信できるデータ量」をbps(ビーピーエス)という速度単位で表します。この単位が大きいほどより多くのデータを送受信できます。
bpsは「1秒間に何bitのデータを送受信できるか」という意味です。光回線の速度は「1ギガ」「10ギガ」のように表現されますが、これは「Gbps(ギガビーピーエス)」の略です。G(ギガ)は、bpsの10億倍であることを表しています。
また、インターネットの回線速度を「下り最大速度」「上り最大速度」と表現することがあります。
これはダウンロード速度とアップロード速度のことを指します。
下り速度 (ダウンロード速度) | 自分がデータを受信するときに必要な速度。 ・メールの受信 ・WebページやSNSの閲覧 ・動画鑑賞 ・音楽や写真のダウンロード ・ソフトウェアやアプリのダウンロード ・オンラインゲーム ・オンライン会議 |
---|---|
上り速度 (ダウンロード速度) | 自分がデータを送信するときに必要な速度。 ・メールの送信 ・SNSの投稿 ・動画サイトへの投稿 |
光回線の平均的な速度
光回線の平均的な速度はどれくらいなのでしょうか。最大通信速度が1ギガの光回線平均速度は以下の通りです。(So-net 光 Lプランの場合)
下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|
332.21 Mbps |
257.91 Mbps |
引用:みんなのネット回線速度(2024年11月30日時点)
光回線1ギガを利用している方の中で「最大速度が1 Gbpsなのに300 Mbpsくらいの速度しかないのはなぜか? 」と疑問に思う方もいるでしょう。数値が1ギガに満たないのは光回線がベストエフォート型のサービスであり、最大通信速度はあくまで理論上の数値だからです。
通信速度は回線の混雑具合や使用機器によって変化するため、常に同じ速度になるということはほとんどありません。
下りの平均速度は約300 Mbpsですが、この速度であればインターネットを問題なく利用できる方が多いと考えられます。
光回線で必要な速度【利用シーン別】
次に光回線で必要な速度を利用シーン別に紹介します。利用する内容によって必要な速度が変わってきます。
通信の内容 | 必要な速度の目安 |
---|---|
サイト・SNS閲覧 |
1 Mbps〜 |
動画視聴 |
5 Mbps〜 |
オンライン会議 |
10 Mbps〜 |
オンラインゲーム |
100 Mbps〜 |
メールの送受信やHPの閲覧は速度が高速である必要はありません。一方、オンラインゲームや大容量データのダウンロードは100 Mbps以上速度がないと安定した状態での利用が難しいと考えてよいでしょう。
表をみてわかる通り、利用する内容によって必要な速度は大幅に変わるため、自分がどんなことにインターネットを使うことが多いのかを把握しておくことをおすすめします。
光回線の速度を測定する方法【3選】
ここでは光回線の速度を測定する方法を3つ紹介します。
1:Fast.com
Fast.comは動画配信サイトのNETFLIXが提供する速度測定サービスです。サイトを開くだけで速度を測定することができます。
出典:Fast.com
「詳細を表示」を押せばアップロードの速度も調べることができます。「今すぐ数値だけ知りたい」という方に使い勝手の良い測定サイトです。
2:Googleスピードテスト
Googleスピードテストは、Google検索を利用することで簡単に測定することができます。
Googleの検索窓に「スピードテスト」と検索すれば測定することができます。
出典:Google
検索したらトップに出てくる「速度テストを実行」をクリックするだけで測定できます。
テストを実行すると10~20秒ほどで上りと下りの測定結果が出ます。数値だけでなく、文章で速度の状況を把握することができます。
3:USENスピードテスト
USENスピードテストも他の測定サイトと同様、ワンクリックで測定できます。
出典:USENスピードテスト
USENは単純な数値結果のほかに、用途別の回線スピード結果も出るという点が大きな特徴です。
出典:USENスピードテスト
一目で自分が利用しているシーンの速度が足りているのかわかるので「数値が分かってもピンとこない」という方におすすめの測定サイトです。
以上、3つの測定サイトを紹介しました。どれもワンクリックで測定できるのでぜひ試してみてください。
光回線の速度が遅くなる原因は?
光回線は回線状況や機器周辺の状態により速度が常に変化しますが、遅くなってしまう原因は何なのでしょうか?
原因としては以下のようなものが考えられます。
- 使用端末(パソコン、スマートフォンなど)が古い
- Wi-Fiルーターなどの周辺機器が古い
- Wi-Fiの接続方法に問題がある
- Wi-Fiルーターの設置場所が悪い
- 回線に問題がある
「最近速度が安定しないな」「遅くなった気がする」と感じる方は当てはまる原因がないか確認してみましょう。
光回線の速度が遅い場合の対策【5選】
光回線の速度が遅いと感じたら原因を調べ、対策をする必要があります。ここでは速度が遅い場合の対策を5つ紹介します。
1)デバイスや周辺機器を再起動する
原因が分からない場合は最初にデバイスや周辺機器の再起動をしてみましょう。パソコンやスマートフォンなどの使用端末自体に何かしらのエラーが発生している場合は、再起動すれば速度が改善する可能性があります。
Wi-Fiルーターなどの機器も同様です。
時間がかかることではないので「突然速度が遅くなった」というときは、デバイスやルーターを再起動してみてください。
2)デバイスや周辺機器を買い替える
パソコンやWi-Fiルーターが古い場合は、最新の機器に買い替えることで速度改善が期待できます。古い機器だと処理能力が低いという原因で通信速度が遅くなっている可能性があるからです。
Wi-Fiルーターには寿命があり、永久的に使えるものではありません。機器本体の寿命は4〜5年といわれていますが、パソコンやスマートフォンなど多数の機器を同時接続していれば、その分ルーター本体に負荷がかかるため寿命はもっと短くなります。
通信速度が遅くなったり、接続が不安定になったりした場合は接続機器の買い替えサインである可能性があるので、いつ頃購入したか確認してみましょう。
3)Wi-Fiルーターの接続方法を確認する
新しいルーターでも速度が遅いという方はWi-Fiルーターの接続方法を見直してみてください。
Wi-Fiルーターは接続先が2種類に分けられていることが多いです。
それぞれ以下のような特徴があります。
周波数帯 | Wi-Fiコードの末尾 | 障害物への対応力 | 接続の安定性 | 電波の届く距離 |
---|---|---|---|---|
2.4 GHz | g |
◎ |
△ |
長い |
5.0 GHz | a |
△ |
◎ |
短い |
ルーターの近くで利用するなら「5.0 GHz」ある程度距離のあるところで利用する場合は「2.4 GHz」というように場所を確認して設定を変えるとインターネット環境が改善されるかもしれません。
4)Wi-Fiルーターの設置場所を変える
Wi-Fiルーターの置き場所を変えるのも改善方法の1つです。無線を利用する場合、まわりに置いてある家具や壁が障害物となって速度が遅くなる可能性があるからです。
機器を移動する際は以下の点に注意してみてください。
- 障害物が少ない場所へ置く
- 家電製品から離して置く
- 利用する端末の近くに置く
家電製品から離したほうが良いのは電波がぶつかって通信がうまくいかなくなることを防ぐためです。電子レンジやテレビなどの家電製品はWi-Fiルーターと同じ2.4GHz帯の周波数帯のため電波干渉を起こす可能性が高いです。
特定の場所だけ速度が不安定に感じる方はルーターの置き場所を変えてみましょう。
5)契約プランやプロバイダを見直す
速度改善のために契約プランやプロバイダを見直すのことも大切です。契約内容が古いと現在の使用状況にあってないというケースがあります。
「最初に契約してから一度も見直していない」「5〜6年同じプランのまま」という方は見直してみましょう。
最大通信速度が速いプランに変えるだけで大幅に速度が改善される可能性があります。Wi-FiルーターやLANケーブルなどの接続機器に不備がない場合は、契約プランやプロバイダを見直してみるのも1つの手です。
光回線ならソニーグループのSo-net 光 がおすすめ!
出典:So-net 光
光回線を乗り換えるなら、複数のプランから利用用途に合ったプランを選べるSo-net 光 がおすすめです!
So-net 光は、ソニーグループのインターネットプロバイダSo-netが提供するインターネットサービスです。So-netは、2026年1月に30周年を迎える老舗プロバイダです。
オンラインゲームや高画質での動画鑑賞をする方は最大通信速度があがれば安定しやすくなるため、So-net 光 10ギガがぴったりです。
「大容量のデータ通信はしないが、安く光回線を利用したい」という方は3つのプランから選べるSo-net 光 1ギガが良いでしょう。
So-net 光 は契約期間・契約解除料がないというのもおすすめをする理由の1つです。(※ 工事費の分割払い期間中にコース変更や解約をされる場合は、残債(お支払いいただいていない工事費)を一括で支払う必要があります)
光回線の速度に関するよくある質問
最後に光回線の速度に関する「よくある質問」をまとめました。
Q、平均Mbpsはどのくらいですか?
A、光回線1ギガの平均速度は「下り:333.21 Mbps」「上り:257.91 Mbps」です。
(参考:みんなのネット回線速度(2024年11月30日時点))
Q、光回線なのにネットが遅い理由はなぜですか?
A、光回線なのにネットが遅い場合、いくつかの原因が考えられます。
- 使用端末(パソコン、スマートフォンなど)が古い
- Wi-Fiルーターなどの周辺機器が古い
- 接続方法に問題がある
- Wi-Fiルーターの設置場所が悪い
- 回線に問題がある
回線の混雑状況や周辺機器の影響で遅くなる可能性が高いです。
Q、光回線とモバイル回線はどちらが速いですか?
A、理論上の数値でいえば、10ギガはモバイル回線より速いといえます。速度は利用状況により変化しますが、光回線はモバイル回線より電磁波の影響などを受けにくいため速度が安定しやすいです。
Q、光回線のデメリットはありますか?
A、光回線は設置した場所でしかインターネットを利用できません。一方でポケットWi-Fiなどのモバイル回線は外出先でも利用ができるので、そういった利便性の低さがデメリットといえます。
Q、光回線がおすすめな人は?
A、光回線はオンラインゲームやオンライン会議、高画質の動画視聴など、大容量のデータ通信が必要な方におすすめです。
まとめ:光回線の速度について
光回線の平均速度や測定方法、速度の改善方法について紹介しました。
速度が遅いと感じたら、まずは実際どれくらいの速度なのかを知ることが大切です。速度の測定はすぐにできるので以下のサイトから調べてみてください。
平均速度より大幅に遅いようであれば、まずは周辺機器をチェックしましょう。
周辺機器に問題ないようであれば、現在の契約プランやプロバイダを見直してみてください。